マオリの聖山を『アオラキ』という。
神話では、こう伝える。
空の神ラキヌイの息子アオラキと兄弟たちの乗っていたカヌーが
礁に乗り上げ、転覆してしまった。
カヌーの上によじ上った兄弟たちに、凍りつくような南風が吹きつけ、
彼らを石に変えてしまった。
そのカヌーが南島となり、アオラキとその兄弟はサザンアルプスの山々となった。
その島を『テ・ワカ・オ・アオラキ(アオラキのカヌー)』と呼ぶようになり、
NZの最高峰の山を『アオラキ』と呼ぶようになった。
聖山『アオラキ』に楚々と咲く、白い『マウンテンクック・リリー』
そのけなげさに胸打たれた。